No271 脳脊髄液減少症・治療法の保険適用に向け前進!

髄液漏れを判定し、脳脊髄液減少症の病気を認める画像診断基準を発表!

 

 

脳脊髄液減少症:髄液漏れに診断基準 頭部・脊髄MRI検査--厚労省研究班

 激しい頭痛などを引き起こす脳脊髄(せきずい)液減少症について、厚生労働省研究班は14日、原因の一つの「髄液漏れ」を判定する画像診断基準を発表した。研究班が6月に「外傷による発症はまれではない」とした基準案を、国内の関係各学会が承認・了承。「髄液漏れはあるのか」を巡る10年間の論争が決着し、研究班は今後、治療法への保険適用を目指して研究を進める。

 研究班代表の嘉山孝正・国立がん研究センター理事長が横浜市で開かれた日本脳神経外科学会で記者会見。基準は「頭を上げていると頭痛が悪化する」患者について、頭部と脊髄をMRI(磁気共鳴画像化装置)で検査し、髄液漏れなどが見つかれば髄液減少症と判定。見つからなかった場合は、造影剤を使った「ミエロCT」と呼ばれる検査などを基に判断する。

 髄液漏れは数年前まで、「あり得ない」「めったにないこと」とされてきた。否定的な医師らは、治療で「よくなった」という患者の声も、「気のせいではないか」と認めようとしなかった。05年5月以降、事故で発症したとする被害者と損害保険各社とが補償を巡って司法の場で争っている事例が次々に表面化。国会でも研究の進展を求める声が出ていた。06年10月、日本脳神経外科学会の学術委員会委員長だった嘉山氏が「誰もが納得する診断基準を作る」と宣言し、07年度に研究班をスタートさせた。【渡辺暖】

【毎日新聞 2011年10月15日 東京朝刊より】

 

 

髄液漏れの診断基準まとまる 厚労省研究班、学会で発表

 脳や脊髄を覆う硬膜に事故などの衝撃で穴があき、内部を満たす髄液が漏れ出て頭痛などが起きる「脳脊髄液減少症」の診断基準を厚生労働省研究班(代表・嘉山孝正国立がん研究センター理事長)がまとめ、日本脳神経外科学会で13日、発表した。関係学会の承認を得たとしている。

 従来、漏れの確認には、髄液に放射性同位体を注射する検査法などが用いられていたが、今回作成した基準では、注射の必要がない磁気共鳴画像装置(MRI)による脊髄の観察を中心にするほか、体を起こした際の頭痛などを参考にする。

                                     [2011/10/13 21:02 【共同通信】より]

 

 

 

脳脊髄液減少症 初の診断基準

10月15日 7時10分 

交通事故の衝撃などで脳や脊髄の周りの髄液が漏れ出し、頭痛やめまいを起こす「脳脊髄液減少症」について、CTやMRIの画像などから髄液の漏れを確認するとした初めての診断基準を、専門家で作る研究班がまとめました。

「脳脊髄液減少症」は、交通事故の衝撃などで脳や脊髄の周りにある髄液が漏れ出し、頭痛やめまいを起こすもので、全国で10万人を超す患者がいるという推計がある一方、当初は、存在自体を疑う医師もいました。このため、さまざまな立場の専門家で作る研究班が5年にわたって検討を行って、初めての診断基準をまとめ、14日、発表しました。この中で、脳脊髄液減少症を診断する際には、立ち上がった際に頭痛があることを前提に、CTやMRIの画像などから髄液の漏れを確認するとし、一部で行われている、放射性物質を加えた薬剤による検査については、精度が低く参考程度にするとしています。しかし、この基準で症状を訴えた100人を診断したところ、実際に髄液の漏れを確認できたのは16人にとどまり、研究班では、髄液の漏れが見えない人はほかの原因も考えられ、さらに研究が必要だとしています。研究班の代表を務める国立がん研究センターの嘉山孝正理事長は「新たな基準で診断された患者が今後、有効な治療を健康保険で受けられるよう取り組んでいきたい」と話しました。

                                                                                            【  NHK NEWS web より 】

 

 

。。。一言メモ。。。

脳脊髄液減少症・治療法への保険適用に大きな前進です。

関係者の皆さまのご尽力に心から感謝しています。

 

 

 ≪ 参 考 資 料 ≫

 

No.179 脳脊髄液減少症・子ども支援チームが大阪市に要望書を提出

 

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